分かれ道 2
「何で分かれ道なの?」「これ、道間違ったらやばくない?」
などとみんな口々に言いだしました。
すると班長のEが、「右。右。右。」
そう言って右の道へ歩き出したんです。
その時にはBの放心状態は落ち着いて、歩けるようになっていました。
もちろんその時はEに取りついたんだとみんなが思ったんです。
その時、Dがふと思い出したように、「霊が導いてるのなら、これ、右の道行ったらどこ連れて行かれるかわかんないよ」そう言いました。
本当にその通りなのですが、時すでに遅く、もう300メートル近く歩いてきてしまったので、引き返すのもめんどくさかったのです。
多分この考えこそが霊に導かれていた証拠なんでしょうね。
それからしばらくEを先頭にし、歩きつづけました。
するとDが、
「Eに取りついてる霊だけじゃない。もう一体後ろから着いてきてる」そう言いました。
みんなかなりの恐怖で、足がガクガク震えていました。(とくに震えていたのはAとCでした)
『ねえ』
そう言って誰かがAに声をかけたみたいなんです。
「…なに?え?誰?」
もちろん誰一人として喋った人はいなかったんです。
つづく
などとみんな口々に言いだしました。
すると班長のEが、「右。右。右。」
そう言って右の道へ歩き出したんです。
その時にはBの放心状態は落ち着いて、歩けるようになっていました。
もちろんその時はEに取りついたんだとみんなが思ったんです。
その時、Dがふと思い出したように、「霊が導いてるのなら、これ、右の道行ったらどこ連れて行かれるかわかんないよ」そう言いました。
本当にその通りなのですが、時すでに遅く、もう300メートル近く歩いてきてしまったので、引き返すのもめんどくさかったのです。
多分この考えこそが霊に導かれていた証拠なんでしょうね。
それからしばらくEを先頭にし、歩きつづけました。
するとDが、
「Eに取りついてる霊だけじゃない。もう一体後ろから着いてきてる」そう言いました。
みんなかなりの恐怖で、足がガクガク震えていました。(とくに震えていたのはAとCでした)
『ねえ』
そう言って誰かがAに声をかけたみたいなんです。
「…なに?え?誰?」
もちろん誰一人として喋った人はいなかったんです。
つづく
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