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Dragon's eye [3ー20]

[226]  ギルドギア  2008-08-14投稿
「は〜〜疲れた…」

レンは起き上がると、背伸びをし、アスカから狗斬を受け取った。

【負ける程悔しいことはない…】

「…すまん」

【…この話しは後だ…来るぞ!】

「は?」

「少年!跳べぇぇぇぇぇ!」

レンは何が何だかよく分からなかったが、その場の気配を察し、8mほど進んでいたアスカの方へ跳んだ。
その瞬間だった。さっきまでレンのいた地面が消し飛び、煙が上がる。
それを見たレンの背中に冷たいものが走る。
レンはアスカの下へ走り、アスカと並んだ。
アスカが煙、異様な程までの殺気に武器を構える。
レンも、煙の向こうに潜むモノに構えた。
やがて煙が晴れ、殺気を放つモノの正体が明らかになった。
蒼き炎の飛竜、蒼炎竜。口からは炎が漏れている。それも、蒼色の。

「…逃げ…」

【…れないぞ…アスカ

「やっぱ倒すしかないか…」

アスカは鳳凰刀を鞘に収めると、抜刀の体勢に入った。

「…行くぞ!少年!」

「はい!」

「…何で敬語なの?」

「俺に勝った奴は尊敬できるから」

「…どうも」

アスカは抜刀の体勢のまま、レンは狗斬をダガーのように構え、蒼炎竜へと走り出した。
それを見た蒼炎竜は雄叫びを上げ、火球を放った。

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