恋愛論*27
西山亜紀は、旅していた。
゛南゛へ行こう。
明るい気持ちになれる場所へ行きたかった。
ここ数ヶ月、母をサポートし、祖母の世話をするのは大変だった。仕事も忙しかった。何かを忘れるように夢中で頑張った。
祖母が亡くなってしばらく立つと、何かが虚しくなった。自分が頼られているということは幸せなことなのかもしれない。
安易だが、゛南゛へ来て良かった。
どこまでも透き通る海を眺め、自分をいたわろうと思った。温めて温めて、海風でゆっくりと冷やす…。
でも、海を見て思い出す事がある。思い出してしまう事が…。
裕樹がいなくなってから、無我夢中に過ごしてきた。
不可解に終わった出来事は、考えないようにしていた。
強い自分になりたかった。誰かに頼るのはもう嫌だ。
強い自分とは、正直でいること。…私は強く無い。
゛亜紀は大人だね゛
よく裕樹は言ってくれていたけど、大人ぶっていただけ。
大人に見られる自分に酔っていただけだ。最後に幼さを露呈し、手放したくないものを手放してしまった。
海の波に流してしまいたい過去。透明な海を汚したくないけれど…
゛南゛へ行こう。
明るい気持ちになれる場所へ行きたかった。
ここ数ヶ月、母をサポートし、祖母の世話をするのは大変だった。仕事も忙しかった。何かを忘れるように夢中で頑張った。
祖母が亡くなってしばらく立つと、何かが虚しくなった。自分が頼られているということは幸せなことなのかもしれない。
安易だが、゛南゛へ来て良かった。
どこまでも透き通る海を眺め、自分をいたわろうと思った。温めて温めて、海風でゆっくりと冷やす…。
でも、海を見て思い出す事がある。思い出してしまう事が…。
裕樹がいなくなってから、無我夢中に過ごしてきた。
不可解に終わった出来事は、考えないようにしていた。
強い自分になりたかった。誰かに頼るのはもう嫌だ。
強い自分とは、正直でいること。…私は強く無い。
゛亜紀は大人だね゛
よく裕樹は言ってくれていたけど、大人ぶっていただけ。
大人に見られる自分に酔っていただけだ。最後に幼さを露呈し、手放したくないものを手放してしまった。
海の波に流してしまいたい過去。透明な海を汚したくないけれど…
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