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ダイヤモンド

[346]  キイライ  2008-08-15投稿
輝くことを諦めていたあなたは

僕にとっては

ただの石ころのようで


そばに転がっているだけで

価値はあるのだろうか?

僕が石ころを手放すと

しばらく経ち

――――――――


あなたは少しずつ

光を放ち出し

その存在感で


僕を惑わした

僕がもう石ころでないあなたに

触れようとすると

手からすり抜けていき


どこかへ行ってしまった

ダイヤモンドに近付いていたあなたを、


僕ではもう


触れることさえできなくて


好きなんて


言えるはずもなく

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