ソードメーカー11―?
ライスはその申し出に、少し言葉を濁した。
「何か不都合でも?」
「いえ…ロイ君は今、ある事情で王宮から出る事を許されてはいないのですが…」
「ある事情?」
「はい。実は、ロイ君は敵から命を狙われているらしいのです」
「何ですと!?」
ライルは目を丸くして驚いた。
「どうしてなのかは分からないのですが…とにかく今はそういう事情ですので、お会いできても、家に帰る事までは許されないかと思います」
「…そうですか…」
ライルは肩を落としたが、すぐに前を向いて、
「わかりました。それでも構いませんので、息子に一目だけでも会わせて下さい」
と、頭を下げた。
「了解しました。では一緒に参りましょう。…皆さんは、どうされますか?」
「もちろん、行きます!」ライスの呼びかけに、ミリスは真っ先に応じた。
「ロイ君と私の道場に通う子供達もいるのです。行かない訳にはいかないでしょう」
「私も行きます」
「私も同じく」
セイルとサリア、エミリアの三人も、その呼びかけに応じた。
「わかりました。では、ここにいる全員で、王宮に参りましょう」
ライスはにっこりと微笑んで、小さく頷いた。
「これはラト様、どうかなさったのですか?」
「何か不都合でも?」
「いえ…ロイ君は今、ある事情で王宮から出る事を許されてはいないのですが…」
「ある事情?」
「はい。実は、ロイ君は敵から命を狙われているらしいのです」
「何ですと!?」
ライルは目を丸くして驚いた。
「どうしてなのかは分からないのですが…とにかく今はそういう事情ですので、お会いできても、家に帰る事までは許されないかと思います」
「…そうですか…」
ライルは肩を落としたが、すぐに前を向いて、
「わかりました。それでも構いませんので、息子に一目だけでも会わせて下さい」
と、頭を下げた。
「了解しました。では一緒に参りましょう。…皆さんは、どうされますか?」
「もちろん、行きます!」ライスの呼びかけに、ミリスは真っ先に応じた。
「ロイ君と私の道場に通う子供達もいるのです。行かない訳にはいかないでしょう」
「私も行きます」
「私も同じく」
セイルとサリア、エミリアの三人も、その呼びかけに応じた。
「わかりました。では、ここにいる全員で、王宮に参りましょう」
ライスはにっこりと微笑んで、小さく頷いた。
「これはラト様、どうかなさったのですか?」
感想
感想はありません。