恋愛論*終
亜紀は少し考えてから…。
「そういう考え方。裕樹らしいわね。とても良いと思うわ。私の事も気にしてくれているんだろうけど大丈夫よ。
いつも私に対して真剣で、一生懸命で、優しかった裕樹との思い出は、これからも私にとってとても大切なものよ。
それぞれの人生に大きな意味のある恋愛、お互いにそう感じる恋愛が出来たってこと。
まだ先の長い人生だけど、私は多くを望まないわ。
裕樹の幸せをいつまでも願ってる」
久し振りに聞く亜紀の声。愛しい愛しい亜紀。
瞳と過ごす長い長い年月を思い描いて亜紀への思いを断ち切る。
最後だ。最後は笑って…。
既に亜紀の頬を伝っている涙に気付く。
思わず亜紀の頬に触れる。濡れている頬を親指で何度も拭い…。
そして…最後のキスをした。
「さよなら。ありがとう」
「大好きよ。元気でね」
愛、感謝、信頼、希望、勇気、得たものすべてをしっかりと心に刻み込むための、今までで一番長いキス。
誰も真似出来ない、二人だけの恋愛。二人で出した恋愛論。
月下美人がいつまでも二人を眺めていた。
―完―
「そういう考え方。裕樹らしいわね。とても良いと思うわ。私の事も気にしてくれているんだろうけど大丈夫よ。
いつも私に対して真剣で、一生懸命で、優しかった裕樹との思い出は、これからも私にとってとても大切なものよ。
それぞれの人生に大きな意味のある恋愛、お互いにそう感じる恋愛が出来たってこと。
まだ先の長い人生だけど、私は多くを望まないわ。
裕樹の幸せをいつまでも願ってる」
久し振りに聞く亜紀の声。愛しい愛しい亜紀。
瞳と過ごす長い長い年月を思い描いて亜紀への思いを断ち切る。
最後だ。最後は笑って…。
既に亜紀の頬を伝っている涙に気付く。
思わず亜紀の頬に触れる。濡れている頬を親指で何度も拭い…。
そして…最後のキスをした。
「さよなら。ありがとう」
「大好きよ。元気でね」
愛、感謝、信頼、希望、勇気、得たものすべてをしっかりと心に刻み込むための、今までで一番長いキス。
誰も真似出来ない、二人だけの恋愛。二人で出した恋愛論。
月下美人がいつまでも二人を眺めていた。
―完―
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