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遠恋娘の永遠の愛

[707]  ジーリー  2005-11-06投稿
1.プロローグ
 私の彼は一個下、年下の彼氏です。年下なんて全く興味がありませんでした。だってこどもっぽいし、何が悲しくて年下のオトコノコなんかを彼氏にするの?なんて、年下の彼氏を持つ女性たちを悲観的な目でも見ていました。私は、年上を彼氏に欲しいの...ダンセイを彼氏にしたいの!!なんて。年頃のオンナノコなら誰もが思うことでしょ?私も所詮、ミーハーなオンナノコだったのですね。 年上のダンセイに魅力を感じてしまう。高校生って、コドモでもないし、オトナでもないし、不思議な存在に位置付けても良い生きものだと思います。その不思議な存在故に、逆に世のオトナのオトコたちは“女子高生”とやらに魅力を感じてしまうのでしょうね。うまく均衡が図れた世の中で。
 私も18歳、そろそろ彼氏の1人くらいできてもいいんじゃなぃの...―高3の夏。結局はバイト三昧で、気が付けば夏休みも終わり、9月。相変わらずファッション雑誌の美容・ダイエット・恋愛特集なんかにはまめに目を通し、彼氏が出来ることを夢見ていました。―今、思うととても懐かしいものです。
 顔だって悪くないし、男友達だって女友達だって沢山いるし...なのに彼氏ができない。なんて、男運のない私なんだろう:友達の数や美しさだけでは、恋愛の方程式は解けないのです。周りは私をどのように見ていたのでしょうか。“優等生”“堅物”“面白みのないヒト”でも、私はそれなりには人気があったので、“面白みのないヒト”は訂正しておきましょう。
 私は大学進学予定でした。入試だってあるし、恋愛に現つをぬかしている場合ではないと、諦めかけていた時、白馬に乗った皇子さまがやってきたのです。それが、年下のカレでした。
これから綴るお話は、ノンフィクションとフィクションの合作であります。なので、私のリアルな恋愛観が感じられるのではないでしょうか。現在、遠恋中のカップルたちにはぜひ読んでもらいたいです。尚、本作に登場する人物名等は架空のものです。

?へつづく

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