時空携帯 1話
プロローグ
男は、枕もとで鳴り響く、携帯の音で目覚めた。手に取り時間をみると、5時27分、アラームの時間より2時間も早い。よく見れば、電話の着信音だと気付く。誰だろうと、画面を見ると、《ゆき》、と表示されている。心当たりの無い名前だ、間違い電話だろうか。それにしても、名前が出るということは、知り合いということになる。どちらにしても、こんな時間にくる電話は、良い話ではないだろう。サイレンスにして、無視する事にした。毛布を被り、寝ようとしたが、ゆき、という女性が、誰なのか気になる。仕事関係か、それとも、飲み屋か。友達、同級生、いろいろ考えてみたが、思い当たらない。ふと、携帯に目をやると、着信ランプが点滅している。嘘だ、あれから5分以上たっているのに、まだ呼んでいる。一度切れたのか。いや、違う。掛け直したなら、着信音が鳴るはずだ。これは、何かある。好奇心も手伝い、男は出てみる事にした。
「もしもし、・・・」
反応は無い。耳を澄まし様子を伺っていると、突然、女性の声が聞こえた。
男は、枕もとで鳴り響く、携帯の音で目覚めた。手に取り時間をみると、5時27分、アラームの時間より2時間も早い。よく見れば、電話の着信音だと気付く。誰だろうと、画面を見ると、《ゆき》、と表示されている。心当たりの無い名前だ、間違い電話だろうか。それにしても、名前が出るということは、知り合いということになる。どちらにしても、こんな時間にくる電話は、良い話ではないだろう。サイレンスにして、無視する事にした。毛布を被り、寝ようとしたが、ゆき、という女性が、誰なのか気になる。仕事関係か、それとも、飲み屋か。友達、同級生、いろいろ考えてみたが、思い当たらない。ふと、携帯に目をやると、着信ランプが点滅している。嘘だ、あれから5分以上たっているのに、まだ呼んでいる。一度切れたのか。いや、違う。掛け直したなら、着信音が鳴るはずだ。これは、何かある。好奇心も手伝い、男は出てみる事にした。
「もしもし、・・・」
反応は無い。耳を澄まし様子を伺っていると、突然、女性の声が聞こえた。
感想
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