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CROSS DRIVE12[逃げないこと]

[557]  籠球?  2008-08-21投稿
翔人は拓海の行方を探し回っていた。すると、川原に拓海の姿があった。
「蓮城拓海さん・・ですよね?」
拓海が起き上がって言う。「あぁ・・そうだがなんか用か?」
「僕、柊木翔人っていいます。神崎大和さん知ってますよね?」すると、拓海が表情を変える。
「大和が言ってた奴か。」「僕は大和さんとバスケ部を復活させようとしてます。あなたの力が必要です」大和は鋭くにらんだ。
「それはお前らの勝手だろ!オレには関係ない。」
「分かってます。でもあなたにバスケをしてほしいんです」
すると拓海が怒鳴った。
「勝手なこと言うな!オレはバスケができねぇ。それが現実だ。」
拓海の言葉に翔人は言う。「過去をどうこう言ってもどうにもならない。それは事実です。でも、それを理由に逃げたら何も変わらないんですよ!!」
「オレには関係ないことだ」
と、拓海は立ち去って行った。
「僕、待ってますから!」翔人の声が風に舞って夏には珍しい涼しさがあった。

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