ガーディアンズ 第2話
前方から戦場に似合わない馬鹿笑いが聞こえてくる。恐らく二人はあの壕にいるだろう。そう判断したのは小隊長のユキ・エウフェミアだった。
「まったく対魔地雷なんて仕掛けて、時間稼ぎのつもりかしら?」
軍坊から垂れる銀髪をかき上げる、その仕草には驚きと呆れが混ざっていた。地雷とはいえ、爆発するのではなく周辺を通った者の魔力を吸いとるというスグレモノだまさかそんなものを持っているとは思わなかった。お陰で魔導士が1人やられてしまった。しかし所詮は時間稼ぎ、ならば稼いだ時間を有効に使い、罠を仕掛けるなり隠れるなりすればいいのにさっきの様なことをすれば一発で潜伏地点がばれてしまう。そこまで考えてユキは大きく頭を振った、いくら愚かだろうと敵は敵全力で倒すべきだ。そう自分にいい聞かせ隊員達に指示を出す。
「剣兵1人槍兵2人で班を組んで遊撃隊を編成します各隊は壕の左右に配置します。魔導士は一列に並び壕の80メートル後方に配置私が合図したら魔弾を壕に向けて一斉に発射して下さい。敵が出てきたら遊撃隊は白兵戦にて敵を殲滅して下さい。以上合戦準備。」深緑の瞳で壕を見つめ、小さく呟いた。
「さぁ大変なのはこれからね。」
「まったく対魔地雷なんて仕掛けて、時間稼ぎのつもりかしら?」
軍坊から垂れる銀髪をかき上げる、その仕草には驚きと呆れが混ざっていた。地雷とはいえ、爆発するのではなく周辺を通った者の魔力を吸いとるというスグレモノだまさかそんなものを持っているとは思わなかった。お陰で魔導士が1人やられてしまった。しかし所詮は時間稼ぎ、ならば稼いだ時間を有効に使い、罠を仕掛けるなり隠れるなりすればいいのにさっきの様なことをすれば一発で潜伏地点がばれてしまう。そこまで考えてユキは大きく頭を振った、いくら愚かだろうと敵は敵全力で倒すべきだ。そう自分にいい聞かせ隊員達に指示を出す。
「剣兵1人槍兵2人で班を組んで遊撃隊を編成します各隊は壕の左右に配置します。魔導士は一列に並び壕の80メートル後方に配置私が合図したら魔弾を壕に向けて一斉に発射して下さい。敵が出てきたら遊撃隊は白兵戦にて敵を殲滅して下さい。以上合戦準備。」深緑の瞳で壕を見つめ、小さく呟いた。
「さぁ大変なのはこれからね。」
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