借 2
…うわ!?
ドアは倒れており、目の前にはずぶ濡れの女の子が立っていた。
「松下淳一様ァ-、ただいまでしィ!ちょっと出かけてましたァ!」
「あ…、お帰り。早く入りな。」
「…って、ちょっと待て!君、誰!?」
ずぶ濡れの女の子は布団で顔を拭きながらこちらを見た。
「ふェ!?昨日から一緒にいるじゃないですかァ!」
…昨日…?
酒飲んで、店出た後の記憶がない。
どこの貧乏子ちゃん(借り名)連れて来たんだ…。
それよりも気になるのはドアだ。
大家に怒られないかどうか…。
感想
感想はありません。