笑顔と涙?
「ないよ」
そう言って去っていく男を
氷凪はただ呆然と見ている
だけしか出来なかった…
――この気持ちは何?――
心臓がまだ波打っている
確かにあの男とは今日初め
て会った。
でも、氷凪にはどうしても
関わりのあった人のように
思えた。
――何で?何処で?―…‥
氷凪はフと我に返った。
―ヤバい…急いでたんだ―\r
そうして氷凪はまた走りだ
した。
氷凪とぶつかった男は考え
ていた。
――あいつ…似てる………
でも…俺はもう……人を…
好きになれない……。
こうして、二つの扉が開いた。
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