携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> 時空携帯 4話

時空携帯 4話

[714]  小鉄  2008-08-28投稿
疑問

どうも腑に落ちない。裕二は考えていた。小林は、森下ゆき、の携帯を調べている。当然、通話記録も確認しているはずだ。犯行の時間帯に通話しているなら、決定的な手掛かりになる。しかし、小林は、その事について触れなかった。何故だろう。裕二は、自分の携帯を手に取り、着信履歴を開いた。

「あれっ、?」

裕二は、呟いた。おかしい。1時48分、ニューヨークの友人と話したのが、最後の通話になっている。肝心の、森下ゆき、の着信履歴が無い。どういう事だ。消してしまったのか、いや違う。夢でも見たのか、そうではないと思う。現実に、森下ゆき、の名前は、小林に初めて聞いたのだから。しかし、〔ゆき〕と表示されたのを、鮮明に覚えている。夢だとしたら、正夢という事になる。有り得ない。しかし、そう考えれば、小林が、通話記録に触れなかった事の説明がつく。電話など、していないのだから。単なる偶然が重なっただけなのか。

裕二は、頭の整理が付かないまま、確認の為に、電話会社に行くことにした。

感想

感想はありません。

「 小鉄 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス