時空携帯 4話
疑問
どうも腑に落ちない。裕二は考えていた。小林は、森下ゆき、の携帯を調べている。当然、通話記録も確認しているはずだ。犯行の時間帯に通話しているなら、決定的な手掛かりになる。しかし、小林は、その事について触れなかった。何故だろう。裕二は、自分の携帯を手に取り、着信履歴を開いた。
「あれっ、?」
裕二は、呟いた。おかしい。1時48分、ニューヨークの友人と話したのが、最後の通話になっている。肝心の、森下ゆき、の着信履歴が無い。どういう事だ。消してしまったのか、いや違う。夢でも見たのか、そうではないと思う。現実に、森下ゆき、の名前は、小林に初めて聞いたのだから。しかし、〔ゆき〕と表示されたのを、鮮明に覚えている。夢だとしたら、正夢という事になる。有り得ない。しかし、そう考えれば、小林が、通話記録に触れなかった事の説明がつく。電話など、していないのだから。単なる偶然が重なっただけなのか。
裕二は、頭の整理が付かないまま、確認の為に、電話会社に行くことにした。
どうも腑に落ちない。裕二は考えていた。小林は、森下ゆき、の携帯を調べている。当然、通話記録も確認しているはずだ。犯行の時間帯に通話しているなら、決定的な手掛かりになる。しかし、小林は、その事について触れなかった。何故だろう。裕二は、自分の携帯を手に取り、着信履歴を開いた。
「あれっ、?」
裕二は、呟いた。おかしい。1時48分、ニューヨークの友人と話したのが、最後の通話になっている。肝心の、森下ゆき、の着信履歴が無い。どういう事だ。消してしまったのか、いや違う。夢でも見たのか、そうではないと思う。現実に、森下ゆき、の名前は、小林に初めて聞いたのだから。しかし、〔ゆき〕と表示されたのを、鮮明に覚えている。夢だとしたら、正夢という事になる。有り得ない。しかし、そう考えれば、小林が、通話記録に触れなかった事の説明がつく。電話など、していないのだから。単なる偶然が重なっただけなのか。
裕二は、頭の整理が付かないまま、確認の為に、電話会社に行くことにした。
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