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飛んでも世界10

[522]  猫空  2008-08-28投稿
第十話、目覚める闇正の力

滅神の胸部にいきなり現れた、清美、雪男、菘、靖、真美に魔天は。
「な、何いゐぃぃ!何時の間に!」
魔天が驚いている間に清美は剣を二本抜き、滅神の胸部装甲を両断した。開かれた胸部には、華緒璃と元帥の姿があった。「今です、華緒璃さんに!」
清美の合図で、雪男、菘、靖、真美は呪文を唱える。
「警消救建鉄空忍海地戦宇電水瓦清通郵魔光闇。闇正力、覚醒!」
強い光が辺りを包んだ瞬間、滅神に異変が起きた。

異変、滅神が崩壊し始めたのだ。
「な、何が起きたのだ!?」
魔天には滅神の崩壊の原因が解らなかった。
崩壊した滅神の中から、華緒璃と元帥が落ちて来た。
元帥は皇天が受け止め、華緒璃は靖が受け止めた。
「真奈!?」
「雄二、私、助かったの?」
元帥が皇天に訪ねる。
「ああ、助かったんだ」皇天は答えた、そして、真美が二柱の所に来た。「姉さん、良かった!」「真美、真美が私を?」一方、靖と華緒璃は。
「華緒璃!」
「兄さん?私、生きてるの?」
「ああ、生きてる、生きているぞ」
それぞれの無事を確認した清美は、魔天を攻撃する。
「き、貴様、何をした?」
「華緒璃さんの闇正の力を目覚めさせただけよ。滅神を崩壊させる闇正の力をね」
「な、何、狩野華緒璃に闇正の力だと!?」
魔天はただ驚くだけだった。

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