携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 君への想い〜責任〜

君への想い〜責任〜

[143]  ふく  2008-08-28投稿
君からメールが届いた
携帯を開く瞬間緊張感が走る
終わりを告げられるかもしれない
もう嫌だと
そんな風に言わせてしまっても仕方がない
正直君からの連絡が来ないと思っていたしそれでもどうしようもないと思った
引き止めたくても引き止められない
二人の人を傷付けたのは僕に責任がある
いくら頭を下げても
いくら謝罪の言葉を並べても伝わるかどうかも分からない
現にどちらの関係も切れない
君の事も失いたくない

深呼吸を一つして携帯を開いた
いつものような普段の君だった
傷付いたはずなのにそれを隠すかのように明るいメール
無理をさせているようで胸がズキズキ痛む
だけど嬉しかった
たまらなく嬉しくて思わず口元が緩む
君の気持ちを察して僕も明るく返す
何回かのメールで僕はまた調子に乗り『好き』だとか『会いたい』とか君に言ってしまう
その時は気付かなかった
君もその言葉を待っていると思ったしそうであって欲しかった
『大切にするから』
『ずっと一緒にいて』
本気でそう思った
だから君に伝えた

どんなに僕が不安だったか
どんなに心配したか
どんなに辛かったか

気付けば僕は自分の気持ちだけで一杯になり
先の事なんて見えなくなっていた

君がいればいい
君が幸せになるなら僕が幸せにする
強く大きく膨れ上がる想いで君の気持ちが見えなくなる

無責任な言葉
想いを伝えれば伝えるほど君を苦しめていたなんて

感想

感想はありません。

「 ふく 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス