携帯小説!(PC版)

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[502]  KAZU  2008-08-30投稿

朝。耳障りな音が部屋中に鳴り響く。その音は一瞬にして俺の気分を害し、朝っぱらから一日のやる気を根こそぎ持って行きやがった。
「ったく、どーにかしてくれよ」
誰に言った訳でもない。
そうだな、あえていうならこのポンコツ目覚まし時計に言ったというべきか。コイツは昔なんかの懸賞で俺が当てたんだが、嬉しくて一分毎にタイマーをセットして遊んでいたら、なんと三日で壊れやがった。

しかし初めて懸賞で当たった物だったので捨てる事も出来ずに今に至るわけだが最近コイツに対する愛情も薄れてきたので、いつコイツが我が家から旅立つかは俺の気分次第だな。
まあ、今日は勘弁してやるよ。

そんなこんなで最悪の目覚めをした俺だが、これから学校に行かなければならないと思うとさらに気分が悪くなる。別に学校が嫌いな訳ではないが、問題は通学方法にある。まあ珍しいことでもないが俺は電車通学をしている。
最初はドキドキして楽しかったが最近は面倒なだけだ
朝っぱらから人がゴミの用に溢れかえっている電車内は真夏の体育館ぐらい居心地が悪い。

頼むからあと五両くらい増やしてくれ。マジで。

そんな事を考えているうちに朝食を食べ終わり、その他諸々の支度を済まして
俺は家を後にした。

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