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Dragon's eye [3-24]

[296]  ギルドギア  2008-08-30投稿
聞き覚えのある声。我に返ったレンは、頭上を見上げた。そこには、白竜乗る四人の影があった。

「グラン!ロンド!変態!………?」

「ライトだよ。宜しくね」

「へっ…変態!?」

「ていうかてめぇらさっさと降りろ!こいつは熱いの苦手なんだよ!」

そう言いながら、右足で白竜の背を叩くグラン。

「はいよ」

グランを含め、四人は白竜の背から飛び降りた。グランが右手を挙げると、白竜は雪山へと飛んで行った。

「僕が…変態…?」

「…あぁ!…しまったぁ!…サイスに…サイスに変態は!」

「どういうこと?」

ライトの叫びに、レンが問う。

「サイスは変態って言われると…!」

「変態デハナイ!」

サイスの髪留めがはじけ、長い髪が黄金色に変わり、たなびく。瞳も黄金色に変わり、サイスの周りにだけ暴風が起こる。顔面には奇妙な紋章が浮き出た。
サイスが手を黒竜に突き出すと、そこから渦状の暴風が発生し、黒竜、そしてその背に乗る男を巻き込む。
砂煙が上がり、黒竜等の姿が隠れる。レン、グラン、ロンド、ライトの四人は、近くの岩陰に隠れていた。

「流石の暗黒竜でもあれは死ぬんじゃないかなぁ〜?」

ライトが呟いた。

「暗黒竜!?」

レンが問う。

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