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武装戦闘記バトルアーマー0

[572]  猫空  2008-08-30投稿
第零話、魔天の残り火

また一人、また一人と味方が散っていく。
男はただ逃げるしかなかった。相手が悪すぎるからだ。
「な、何で奴等にここがばれたのだ。このままでは、我々の再興の夢が!」
男は、かつて猫空の政治家で、これまで汚職でいい思いをしていたが、三年前の戦争、『政治屋狩り』で、猫空の神々に敗れ、全てを失った。
仲間は、戦死か捕らえられ処刑されている。
そして現在、その神々が政治屋残党の基地に乗り込んできたのだ。
「解説は終わったか、政治屋!」
後ろから声がする、振り返ると、政治屋狩りをする神々の長、最高神神明こと吉元明(よしもとあきら)がいた。
「政治屋は猫空に要らん!一撃必殺、神明粉砕破!」
明の必殺技で、基地は消滅した。

「出番無いでんなあ、苦悪(くお)!」
戦いが終わると、味方から叫び声が。
「すまん、つい熱くなって」
明が詫びる、すると。
「熱くなりすぎよ!」
と、最高女神神勝こと吉元知加江(よしもとちかえ)が最初に文句を言う。
因みに、明の妻だ。
「基地を消滅させるの早すぎます!」
次に文句を言うのは、警察女神青(ブルー)こと、松田久理主(まつだくりす)
明と知加江の友人。
「せっかく、新兵器の御披露目と思ったのだが」三番目は、闇正神黴菌こと灰金雪男。
明の従兄だ。
この四柱を『武装甲冑餘神衆』と呼ぶ。
四柱は、『バトルアーマー』と呼ばれる鎧を纏い、戦場を駆け回る。
現在、四柱のバトルアーマーは最強形態の戦神力解放形態になっていた。「兎に角、魔天の仲間も殲滅した。他にまだ残党が残ってないか調べよう 」
「あ!話を変えた!」
三柱が次を言う前に、明は姿を消した。
「瞬間移動、反則!」
そう叫び、三柱も瞬間移動し、明の後を追った。
続く。

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