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いわくつきの部屋〜3

[731]  SUZAKU  2008-08-31投稿
僕は配達員にとりあえず扉を見てみろと言われて見てみたらそこには、赤い何かで大きく『殺す』と書かれていた…調べてみたらまだ生暖かく固まっていなかった。それにその赤い何かはどうやら血で書かれているみたいだった…それよりも驚い事があるから自分の顔を見てみろ…と云われ周りにいる人に鏡を借りて見た僕は凍り付いた。


自分の顔は何と傷だらけになっていてしかも、酷く腫れ上がっていた…それに喉元には手の後がくっきりと残されていた。何が起きた…?と思っていると鏡の自分の後ろにあの女の人がいた。そして僕ににやりと微笑んできた…僕はそれ以来、病院へ治療(入院)することをきっかけに引っ越しをすることにしました。ですが、新聞配達の人が心配したらしく知り合いの霊能力者を連れて来た…


その霊能力者が言うにはあそこには昔、女子大学生でミスキャンパスを飾る程の綺麗な女性がいたという…その女子を妬んだ3人組がいたという。妬んだ3人は憧れているという理由で同じ会社に入ってきた。そして、事もあろうかその3人組が一人暮らしをしていた彼女の部屋に入り込んできた…その瞬間に顔は切り刻まれ酷い顔にされたという。その人は今でも『殺した奴らを捜している』と…君は無関係だったから大事には至らなかったと話してくれました…

過去にも借りている人がいたらしくその人達は皆、女性だったという…しかもたった二人。そう『あの時にあの場所にいたうちの二人だったというのです…だから、大丈夫だろうと話さなかったらしいです。


もし僕が最期の一人と関わりを持っていたらどうなっていたか…もし僕が最期の一人だったらどうなっていたかを考えただけでも、怖くて忘れられない記憶。だから、僕もありとあらゆる知り合いに話した…『あそこには近付くな』と。

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