スタアの恋 TRINITY〜ARATA〜 11話No.2
お父様『話にならん。その男もいい度胸だな。
時間を作って二人で家へ来なさい。話しはそれからだ。』
今回は前のようには行かないだろう。
亡くなった夫…
拓哉さんのお父様は茶道の家元だったから家柄もよかったし、拓哉さん自身も私にはもったいないくらい立派な人だった。
でも私にそんな事は関係なかった。
育ちを気にするのはお父様だった。
お父様はとても拓哉さんを気に入っていた。
でも今回は諦めない。
やっと本物の恋が出来たから。
私とアラタの想いを受け入れてもらう為の覚悟は出来ていた。
江口『お父様は反対されているんですね、いずみさんとアラタの事…。』
江口さんは言った。
いずみ『ごめんなさい、もめ事まで聞かせて。
お父様に反対されるのは覚悟の上ですから。
あと江口さん…敬語はやめませんか?
多分これからは今以上にお世話になる気がして…。』
江口『そうですね…じゃないかっ、それもそうだね、本音で話しやすいしね。
そうしよう!』
江口さんは気兼ねなくOKしてくれた。
江口『とりあえず、シンと話してきたんだけど、しばらくはノーコメントで行くようにとの事だったよ。
発表するにせよ、もっと回りが落ち着いてからね。
だからアラタのスケジュールも今まで通りだとさ!』
いずみ『江口さん…私はどうしたらいい?』
江口『いずみちゃんはここの住民なんだから出かけて構わないよ。
ただし、アラタと住んでる事は友人にも今は内緒ね!』
いずみ『了解!』
ちょっとホッとした。出かけられないのは苦痛だったから。
江口『それからとーぶんデートは控えて欲しい。
二人がマンションから出る時も別々に出てね。
二人で出るとバレるから。』
はぁ………
なんだか芸能人の彼っていろんな面で大変なのね。
でも、アラタの為ならドンと来い!
こんな事に負けないっ!!!
続く…。 11話No.2
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