今の貴方は沢山の愛をくれる
会って触れる事はなくても一度しか会った事がなくても
それなのに何でだろう
貴方に愛されて
少しずつ自信に満ちて行った
こんな私でも愛される事が許される

いけない事と分かっていても終止符を打つ事が出来ないのは
貴方に想われているからだろうか
それとも私が想っているからなのだろうか

私が想いを口にしなくなって貴方は我が儘になった
私の言葉を欲しがり言わなければすねる
まるで子供だ
そんな貴方を可愛いとも感じたけど段々と苦しめられる
言いたくない訳ではない
私はそういうタイプ
そう言い切れる程冷めてはいない
だけど言えないから言わない
言いたいけど言えない
言葉にすれば止まらなくなる
分かって欲しいけどきっと貴方には分からない
立場が違い過ぎるから
いくら『分かって』と言っても伝わらなくて辛い
貴方は独りじゃないじゃない
『好き』と言っても言わされた感が残る
本音だけど言いたくて言ってるんじゃないから

『もうバレないようにするから大丈夫』
貴方が笑う
私は笑えない
貴方の我が儘
二つの物を手にしようとしている
『いっそバレて奥さんと別れてよ』
言いかけて唇を噛み締めた
不意にむきになりそうになる
私の為に言ったつもりなのか
裏にある意味を読み取ってしまう
『別れるつもりはない』と言われているような感覚

貴方の何気ない言葉で完全に自信を失った

感想はありません。

• 君がいる〜時間〜
• 君がいる〜色彩〜
• 君がいる〜溶解〜
• 君がいる〜約束〜
• 君がいる〜無償〜
• 君がいる〜矛盾〜
• 君がいる〜理由〜

もっと見る

• 片想いでも、恋は恋☆5
• 自分のための物語
• 恋人は背後霊３２
• 慣れ愛
• 2019年10月20日
• 恋人は背後霊３１
• セピア色(カラー)5

もっと見る