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マイナス×マイナス 2

[165]  輪廻  2008-09-02投稿
その性格と外見から、実穂はお嬢様と思われており、さらに言動は人よりも鈍かった。
自分で分かっていても、人に置いてきぼりをくらってばかりだった。

見かねたアルバイト先の先輩たちは実穂に嫌がらせを始めた。

泣きながら通い続けて一カ月後、自分のロッカーにあった制服がなくなっていた。

アルバイトとは言え、実穂は接客もやっていた。
制服が無くなった実穂はついに自暴自棄になり、その日からアルバイト先には行かなくなった。
後日、書面で解雇通知が届き実穂はクビとなった。

理不尽に負けた自分がたまらなく嫌になり、それ以来実穂は一人で身の振り方を考えていたのだった。


公園の中を見つめていると、ダンス仲間との楽しいやりとりがぼやっと思い出された。

実穂はたまらなくなり涙を流していた。

――こんな自分でもダンスくらいは出来た…。こんな自分でも…。――


「お姉さん、大丈夫!?」

誰かに声をかけられ、実穂は目を覚ました。

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