shy boy 22
「なぁ、真…」
オレは意を決して真に話しかけた。
「ん?どした?」
オレは真にさっき近藤から言われたことを話した。
「オレ、どうすればいいと思う?」
真に尋ねた。真は少し間を置いてから、
「うーん、オレなら行かない、かな」
「…そっか」
「けど、お前は行くべきだと思う」
「は?」
言ってることが矛盾してる。真がまともに考えてるのか疑った。
「やっぱさ、自分の一番したいことをするべきだろ?オレはどんなことがあっても夏織と一緒にいたいわけさ。お前にとって吉川と夢のどっちが優先なのかは知らないけど…」
「…」
「とにかく、お前がまずやりたいことやれよ。オレが行けって言ったのはお前なら行っても吉川と今のままでいられると思ったから。根拠はないケド…」
自分の一番やりたいこと…吉川…自分の中でぐるぐると渦巻いた。真の言葉が頭の中で響く。
「最後に一言」
「?」
「お前まだその学校に入れるって決まった訳じゃないだろ。今からそんな思い詰めんなって」
「…だな。サンキュ」
「じゃな、オレこれからデートだから♪」
真はニヤリと笑って急ぎ足で去って行った。認めるのが悔しいが真はホントにカッコいい奴だな、と思った。
オレは意を決して真に話しかけた。
「ん?どした?」
オレは真にさっき近藤から言われたことを話した。
「オレ、どうすればいいと思う?」
真に尋ねた。真は少し間を置いてから、
「うーん、オレなら行かない、かな」
「…そっか」
「けど、お前は行くべきだと思う」
「は?」
言ってることが矛盾してる。真がまともに考えてるのか疑った。
「やっぱさ、自分の一番したいことをするべきだろ?オレはどんなことがあっても夏織と一緒にいたいわけさ。お前にとって吉川と夢のどっちが優先なのかは知らないけど…」
「…」
「とにかく、お前がまずやりたいことやれよ。オレが行けって言ったのはお前なら行っても吉川と今のままでいられると思ったから。根拠はないケド…」
自分の一番やりたいこと…吉川…自分の中でぐるぐると渦巻いた。真の言葉が頭の中で響く。
「最後に一言」
「?」
「お前まだその学校に入れるって決まった訳じゃないだろ。今からそんな思い詰めんなって」
「…だな。サンキュ」
「じゃな、オレこれからデートだから♪」
真はニヤリと笑って急ぎ足で去って行った。認めるのが悔しいが真はホントにカッコいい奴だな、と思った。
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