信じたい―再会?―
「ここでよくない?」
駐車場のコンクリートに座って、勉強することになった。結衣は頷いた。「どこがわからんの?」「ここ…」
「どれどれ」
意外なことに気づいた。結城は左利き。
「結城‥左利きなの?」今まで字を書いたとこ見たことがないから、気づかなかった。
「そうだよ、今さら気づいたのかよ」
「悪い?」
「べつに」
「早く教えて」
「こうやって‥こうやって‥わかった?」
「わかった」
結城は勉強の教え方が上手だった。
「一つ問題だすよ?」
問題をみると難しそうで簡単そうな問題。
「こっち来ないでよ」
「なんで?」
「解いてるとこ見られたくない」
「わかったよ」
結衣は一生懸命解いた。
「できたよ。間違ってるからね?」
「わかってる」
結城が結衣の回答をみていた。
「結衣‥」
「間違ってるんでしょ」そう言って、宅習帳をとろうとした。けど、背が高い結城に届くはずがない。
「座っごらん」
「わかった」
「ここはこうして…こうなって…わかった?」
「わかるっ」
説明はわかりやすい。
「なんか結衣‥俺を避けてない?」
「さ、避けてなんかないよ」
慌てて否定しても、結城にはお見通しだ。
「じゃ、座れよ」
「うん」
駐車場のコンクリートに座って、勉強することになった。結衣は頷いた。「どこがわからんの?」「ここ…」
「どれどれ」
意外なことに気づいた。結城は左利き。
「結城‥左利きなの?」今まで字を書いたとこ見たことがないから、気づかなかった。
「そうだよ、今さら気づいたのかよ」
「悪い?」
「べつに」
「早く教えて」
「こうやって‥こうやって‥わかった?」
「わかった」
結城は勉強の教え方が上手だった。
「一つ問題だすよ?」
問題をみると難しそうで簡単そうな問題。
「こっち来ないでよ」
「なんで?」
「解いてるとこ見られたくない」
「わかったよ」
結衣は一生懸命解いた。
「できたよ。間違ってるからね?」
「わかってる」
結城が結衣の回答をみていた。
「結衣‥」
「間違ってるんでしょ」そう言って、宅習帳をとろうとした。けど、背が高い結城に届くはずがない。
「座っごらん」
「わかった」
「ここはこうして…こうなって…わかった?」
「わかるっ」
説明はわかりやすい。
「なんか結衣‥俺を避けてない?」
「さ、避けてなんかないよ」
慌てて否定しても、結城にはお見通しだ。
「じゃ、座れよ」
「うん」
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