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時と空の唄3-2

[466]  花神 ミライ  2008-09-03投稿

「どうして…こんな…」
そんな言葉が漏れた。
トーレの村は何者かによって破壊され焼け落ち、壊滅状態だった。
普段なら美しく萌えていたであろう木々と言う木々は今や燃え盛る炎の中でごうごうと燃えている。
「まさかトーレが落とされるなんて…マジかよ」
その時、背後から何かが飛び上がった。
「危ないッ!!」
小さくもしっかりとした声が三人に背後から迫る危険を報せた。
三人はすばやく振り向くと応戦した。
「風よ我に従え 彼の者を捉えし枷となれ」
シーラの強力な魔法で炎から現れたそいつの動きを鈍らせた。
その隙を突き一気にランスォールとラウフが畳み掛けた。
三人の息のあった連携で的を倒した。どうやら魔物のようだ。この魔物が村を壊滅させたのだろうか。
「うッ…」
先程三人を助けた声が今度は喘いだ。
「生き残りか…!」
やっとの思いで崩れた瓦礫から引っ張り出した人物はまだ年端もいかない子供だった。
濃い紫の髪は短く毛先はキレイに切り揃えてある。
顔を煤だらけにした少女がよろけながら立ち上がった。着物を着た小さな女の子は自分の背丈の三分のニほでもある剣を大切そうに抱えている。
少女の漆黒の瞳がランスォールを見上げた。

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