マイナス×マイナス 7
シャワーを借りてしまったが、ヨージの忠告通り着替えが無かった。
「一応、俺のサイズ小さめの服を出してみたんですけど、どうですか?」
(ウソ…。これで小さめ?おっきいなぁ、今時の高校生は。)
「うん…なんとか良いかも!」
もちろん半袖だというのに実穂のヒジの下まで袖がきていたのでヨージもさすがに笑った。
「ブカブカじゃないですか、買ってきましょうか?」
「とんでもないです!ここまでしてくれて…わがまま過ぎますよね。」
「何があったか知らないけど、人一倍ダンスに熱中してたミホさんのことですから、時間が経てばちゃんと自分で解決出来ますよ。ミホさんなら、大丈夫です。」
「ありがとう…。ヨージくんみたいな人と結婚したいな…。」
「な…何言ってるんですか。俺もシャワー浴びてきます。」
見ると床にはタオルが引かれていた。ダンベルも置いてあった。
ヨージは実穂がシャワーを浴びている間、筋トレをしていたらしい。毎日ダンスの為にこの日課は欠かしていないようだ。
「すごい…。」
昔は自分にもあったはずの
今の自分が忘れていた何かを実穂は思い出しかけていた。
「一応、俺のサイズ小さめの服を出してみたんですけど、どうですか?」
(ウソ…。これで小さめ?おっきいなぁ、今時の高校生は。)
「うん…なんとか良いかも!」
もちろん半袖だというのに実穂のヒジの下まで袖がきていたのでヨージもさすがに笑った。
「ブカブカじゃないですか、買ってきましょうか?」
「とんでもないです!ここまでしてくれて…わがまま過ぎますよね。」
「何があったか知らないけど、人一倍ダンスに熱中してたミホさんのことですから、時間が経てばちゃんと自分で解決出来ますよ。ミホさんなら、大丈夫です。」
「ありがとう…。ヨージくんみたいな人と結婚したいな…。」
「な…何言ってるんですか。俺もシャワー浴びてきます。」
見ると床にはタオルが引かれていた。ダンベルも置いてあった。
ヨージは実穂がシャワーを浴びている間、筋トレをしていたらしい。毎日ダンスの為にこの日課は欠かしていないようだ。
「すごい…。」
昔は自分にもあったはずの
今の自分が忘れていた何かを実穂は思い出しかけていた。
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