マイナス×マイナス 11
「朝陽だ……。」
「日当たりだけは、こだわったから。」
笑いながら朝陽を見つめる二人には、出会った頃にお互いに持っていた孤独は感じられなかった。
「実穂、死ぬな。」
「うん……ごめんなさい。」
「誰のためにも死ぬな。生きてて、俺のために生きててくれよ。」
「ヨージは、私のために生きてて、お願い。」
「生きるよ。実穂のためならずっと生きてる。」
二人はキスを交わした。
お互いに誓うために。
「日当たりだけは、こだわったから。」
笑いながら朝陽を見つめる二人には、出会った頃にお互いに持っていた孤独は感じられなかった。
「実穂、死ぬな。」
「うん……ごめんなさい。」
「誰のためにも死ぬな。生きてて、俺のために生きててくれよ。」
「ヨージは、私のために生きてて、お願い。」
「生きるよ。実穂のためならずっと生きてる。」
二人はキスを交わした。
お互いに誓うために。
感想
感想はありません。