第２Ｑが終了し、２８‐６０となっといた。蓮悟はすでに足に負担がきていた。「レン・・足大丈夫か？」大和の問いかけに、蓮悟が苦しい表情を見せる。だが試合は再び始まる。一方美咲はある男と接触していた「試合見てたんでしょ？」「まぁな・・」
素っ気なく男は答える。
「拓海。みんなを見て何も思わないの？」
「何とでも言え。オレはもうバスケができねぇんだ」拓海は無表情で言った。
「逃げるの・・？」
「オレには関係ない。」
と言った瞬間、美咲の手が拓海の頬を叩いた。
「甘ったれんじゃないわよ！！やりもしないで偉そうに・・」
美咲は座り込む。
「足治ってるんでしょ？お願い・・力を貸して・・」「南・・・」拓海は黙りこんでいた。一方、試合は蓮悟の足が限界なのを知ってかインサイドで攻められていた。
「どうしたらいいんだ」
大和は困り果てていた。翔人も勢い余ってファウルをしてしまった。
「先生・・」中宮が振り向く。男が一人立っていた。「お、お前・・」
「交代・・頼みます。」その男の目は、今まで以上に鋭くなっていた。

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