shy boy 23
真と会ったすぐ後の週末、オレは吉川をマックに誘った。勉強で忙しいはずなのに、喜んで応じてくれた。
「コウが誘ってくれるなんて久しぶりだね♪」
シェイクを飲みながら吉川が言った。
「ああ、相談があってさ…」
「?珍しいね」
「…担任にイギリスの大学受けてみないかって言われた」
「!スゴいじゃん!!」
素直に驚いているようだった。
「正直、受けてみたいと思ってる」
「うん!受けなよ!大チャンスじゃん!」
「…でも、もし行くことになったらどんなに頑張っても2年は帰ってこれないし、多分オレの場合4年ぐらいかかる」
吉川の目にさっきとは違う驚きが映っていた。
「そんなに?」
「ああ…日本と一緒だ」
「…」
「オレ、やっぱり…」
「止めちゃダメだよ…」
俯きながら吉川が言った。オレは自分の耳を疑った。吉川を眺めた。
「コウが諦めちゃったら、私がフルート続けてきたのがバカみたいじゃん…」
「えっ…」
「私待つよ…コウがしたいことできるまで、待つ」
そう言ってオレを見た吉川の瞳には今にも溢れんばかりの涙で満たされていた。オレの胸が締め付けられそうだった。
「コウが誘ってくれるなんて久しぶりだね♪」
シェイクを飲みながら吉川が言った。
「ああ、相談があってさ…」
「?珍しいね」
「…担任にイギリスの大学受けてみないかって言われた」
「!スゴいじゃん!!」
素直に驚いているようだった。
「正直、受けてみたいと思ってる」
「うん!受けなよ!大チャンスじゃん!」
「…でも、もし行くことになったらどんなに頑張っても2年は帰ってこれないし、多分オレの場合4年ぐらいかかる」
吉川の目にさっきとは違う驚きが映っていた。
「そんなに?」
「ああ…日本と一緒だ」
「…」
「オレ、やっぱり…」
「止めちゃダメだよ…」
俯きながら吉川が言った。オレは自分の耳を疑った。吉川を眺めた。
「コウが諦めちゃったら、私がフルート続けてきたのがバカみたいじゃん…」
「えっ…」
「私待つよ…コウがしたいことできるまで、待つ」
そう言ってオレを見た吉川の瞳には今にも溢れんばかりの涙で満たされていた。オレの胸が締め付けられそうだった。
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