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44歳、恋の夢。そして夢。

[113]  あらき  2008-09-09投稿
そろそろかと。
44の春。病室のベッドから涙で霞む目に桜が見えた時、僕は思った。







中学時代、学校が終わり、部活に励む僕。
つまらない授業、つまらない教室、つまらない人間。
だけどバスケは好き。
そんなバスケ毎日を過ごす僕。
将来の夢はバスケでアメリカ!本気で考えていた。
若かった、だが根拠なき自信は何をするにしろ、未だどこかにある。
そんな僕の人生で、死ぬ前に見た夢、それは恋だった。






中学一年の時ばぁちゃんが死んだ。
一緒に住んでたばぁちゃんだ。ばぁちゃんはボケていて、僕の兄や母やみんなに煙たがられ、いじめられていた。
そんなばぁちゃんが死ぬ30分前に、死んだじぃちゃんと喋っていた、僕はそれを聞いていた…恋の話し。
きっとばぁちゃんはボケすぎたと思っていたが………………………………人が死ぬのはあっさりだ。そして、不思議なことだった。
だけど1ヶ月もすれば忘れていた。
バスケ、バスケ、バスケ、
バスケット。

中学三年の春。
この頃、彼女がいた、170?くらいの。
バスケはもちろんだが、やっぱり、興味はあったんだろう。
夏になるかならないかくらいでその子と初体験をした。
よくわからなかった。が、
まぁ白いものは出た。

それから、バスケ、セックス、バスケ、セックス。
それは恋のつもりだった。



それから少しグレてみたが、別に普通の中学生活を送った気がする。
まぁ初体験の女の子とは、違う子を好きになった僕から振ったのだけれど、
別れる時が怖かった、僕はそれ以来、身長160以上と付き合ったことがない。
高校進学したが。まったく興味がなく、高校へ行くつもりはまったくなかったのだが、まぁ惚れた相手が進学だったので、ついて行こうと。それから……………………………………。

死と恋。

それは共通点も間も関係ない気がするのだが、、、、大人、というのか、衰えていく僕は、ばぁちゃんがボケすぎたんじゃないと気付いた。

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