君のために…(8)
(最悪だ〜っ!)
さおりんに聞かれた…。
俺の脳内はそれだけで一杯だった。
しかもあの時、慌てて電車に乗り込んだものの、どさくさに紛れて手をつないでるし!
どうしよう。
上手く彼女の顔が見れない…。
(怒ってる…?)
「あ、ごめんっ」
そう言って手を離したのは、こんな時期なのにじんわりと汗をかいてたからだ。(ホントは離したくなかったんだけど…)
彼女は無言で首を横に振る。
目の前が空席にも関わらず、二人とも座らずにいた。
「あー…あの、
アイツらが言ってた事なんだけど―…
アレ、勝手に言ってるだけで…
!」
そう言いかけた時、目が合った。
さおりん…顔赤いんですけど?
メッチャお怒り?(恐)
「うぁーっ、ごめん!こんなん言っても言い訳にしか聞こえんよな?
…で、でも誤解しないで!
俺そんなん全然思ってないから!
むしろ、それぐらいが可愛らしいと言うか…
…って、
ごめんっ…今のは変な意味ではなく…!」
さおりんに聞かれた…。
俺の脳内はそれだけで一杯だった。
しかもあの時、慌てて電車に乗り込んだものの、どさくさに紛れて手をつないでるし!
どうしよう。
上手く彼女の顔が見れない…。
(怒ってる…?)
「あ、ごめんっ」
そう言って手を離したのは、こんな時期なのにじんわりと汗をかいてたからだ。(ホントは離したくなかったんだけど…)
彼女は無言で首を横に振る。
目の前が空席にも関わらず、二人とも座らずにいた。
「あー…あの、
アイツらが言ってた事なんだけど―…
アレ、勝手に言ってるだけで…
!」
そう言いかけた時、目が合った。
さおりん…顔赤いんですけど?
メッチャお怒り?(恐)
「うぁーっ、ごめん!こんなん言っても言い訳にしか聞こえんよな?
…で、でも誤解しないで!
俺そんなん全然思ってないから!
むしろ、それぐらいが可愛らしいと言うか…
…って、
ごめんっ…今のは変な意味ではなく…!」
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