ブルースカイ・スカイブルー 第11話
ソラと男達が衝突する寸前、銃声が鳴り響いた。どうやらキャプテンとマミーも追いついたようだ。
「ソラ!勝手なことするなって言ってんだろ!」
キャプテンの形相に少しびびっているソラの横で男達は更にびびっていた。
「ダ、ダンテと鬼の将軍じゃねぇか!」
1人がそう叫ぶと男達は我先にと狭い路地から逃げていった。
「私があまりに美人だから照れちゃったのかしら?」
「お前の顔見て恐くなったんだよ。可哀想に…夢に出るぞ」
キャプテンとマミーのいつもの小競り合いを後目にソラは壁際に追いやられていた少年に近づいた。
「ケガはないか?」
声をかけたにも関わらず何の返事もない。それどころか初対面のソラが怖いのかフードを被った小さな子供の方は少年の腰にしがみついたままだ。
「…とりあえず名前だよな。俺はソラ、お前ら何で追われてたんだ?」
しばらく沈黙が続いた後少年が口を開いた。
「…お前らも空賊か?」
短い質問だったがやっと口を聞いてくれたことがソラはなんとなく嬉しかった。
「俺達は空賊じゃない。旅をしてるんだ。神様に会うためにな」
少年はそれを聞いて眉をひそめた。
「もしかしてお前らも『キー』が欲しいのか?」
『キー』とはフードを被った子供の名前らしい。そう言って少年は腰にしがみつく子供の腕を無理矢理はがすとずいっと子供を押してソラに見せた。
だがソラには何のことやらさっぱりだった。
そこに小競り合いを終えたキャプテンが割って入ってきた。
「その子の顔を見せてくれ」
何を思ったのか突然やって来たキャプテンは子供のフードに手をかけた。
しかしその子供はやたら顔を見られるのが嫌なのかフードを外させまいととっさに頭に手をやったが既に遅かった。
何か悪い気もしたが、嫌がっていたわりにフードの下の素顔は色白の可愛らしい少女だった。
だが少女の嫌がっていた理由はすぐに分かった。左の頬には痛々しいほどの入れ墨が彫られていたからだ。
話を聞けばその入れ墨は左半身の顔から爪先まで彫られているらしい。
キャプテンはそれを聞くと大声でマミーを呼んだ。
「見つけたぞマミー!『キー』(鍵)を見つけた!」
「ソラ!勝手なことするなって言ってんだろ!」
キャプテンの形相に少しびびっているソラの横で男達は更にびびっていた。
「ダ、ダンテと鬼の将軍じゃねぇか!」
1人がそう叫ぶと男達は我先にと狭い路地から逃げていった。
「私があまりに美人だから照れちゃったのかしら?」
「お前の顔見て恐くなったんだよ。可哀想に…夢に出るぞ」
キャプテンとマミーのいつもの小競り合いを後目にソラは壁際に追いやられていた少年に近づいた。
「ケガはないか?」
声をかけたにも関わらず何の返事もない。それどころか初対面のソラが怖いのかフードを被った小さな子供の方は少年の腰にしがみついたままだ。
「…とりあえず名前だよな。俺はソラ、お前ら何で追われてたんだ?」
しばらく沈黙が続いた後少年が口を開いた。
「…お前らも空賊か?」
短い質問だったがやっと口を聞いてくれたことがソラはなんとなく嬉しかった。
「俺達は空賊じゃない。旅をしてるんだ。神様に会うためにな」
少年はそれを聞いて眉をひそめた。
「もしかしてお前らも『キー』が欲しいのか?」
『キー』とはフードを被った子供の名前らしい。そう言って少年は腰にしがみつく子供の腕を無理矢理はがすとずいっと子供を押してソラに見せた。
だがソラには何のことやらさっぱりだった。
そこに小競り合いを終えたキャプテンが割って入ってきた。
「その子の顔を見せてくれ」
何を思ったのか突然やって来たキャプテンは子供のフードに手をかけた。
しかしその子供はやたら顔を見られるのが嫌なのかフードを外させまいととっさに頭に手をやったが既に遅かった。
何か悪い気もしたが、嫌がっていたわりにフードの下の素顔は色白の可愛らしい少女だった。
だが少女の嫌がっていた理由はすぐに分かった。左の頬には痛々しいほどの入れ墨が彫られていたからだ。
話を聞けばその入れ墨は左半身の顔から爪先まで彫られているらしい。
キャプテンはそれを聞くと大声でマミーを呼んだ。
「見つけたぞマミー!『キー』(鍵)を見つけた!」
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