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天駆ける時間?

[379]  ユータ  2006-06-06投稿
ふわりと浮いた体に飛び蹴りを食らわす黒い影。
「円月?」眩しい光の残激で蛇男の注意を反らすもう一つの影…「そんなヘナチョコ棒きれでどぉ〜すんの?」聞き慣れた声…黒いコートに身を包み黒いフードを被った人。フードの中から見える赤い眼鏡…「そ、そら??」
「よくわかったわね」
「な、いったい?なにがどぉ〜なって???」
混乱した頭に整理をつけるため、カケルは頭を振る。「私達も光の戦士なの」
「私たち?」
「そう…未来もね?」
蛇男と戦う白いコート…フードを外して戦う顔は未来だった。
「そんな…知らなかった…」カケルは二人を見る。
「人には誰にでも光と闇がある。その光を身に付ければ私たちみたいに光の戦士に…闇に飲まれれば…あの人のように夢魔(むま)となる」(あれが…闇に呑まれた人)カケルは倒れて動かないサラリーマンを見つめた。「なんだか恐ろしいね…」
「だから私達がいるの…夢魔は人の夢を食べる。だから私達が奴らを天国に送って、夢魔になってしたまった人の思念を浄化するの…」空は眼鏡を指で押し上げると、「とりあえず、彼を浄化してから話すわ?てか…そんな棒きれで戦うの?」

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