携帯小説!(PC版)

トップページ >> ホラー >> 都市脱出ゲーム 第二章

都市脱出ゲーム 第二章

[881]  NemeshiS  2008-09-12投稿
「う…ん……ここ、は……?」

目覚めたのは、自宅ではなかった。
そこは、交差点だった。
交差点の真ん中。
普段なら、多くの人間がいる、交差点。
しかし、誰もいない。
霧が出ていて、よく見えないが、それだけは理解できた。

「…なんなんだよ、これ…!」

事態の把握ができない。
突如、声が聞こえ、人影が。

「おい、君もゲームの参加者なのか?!」

学生服を着た、見慣れない男。
歳は同じぐらいだろう。

「はあ?ゲーム??」


「君も、登校拒否の学生だろう?」

「うっせぇな、関係ねぇだろ。」
痛いところを突かれ、思わずぶっきらぼうに返答してしまう。

男は、苛々しながら言った。
「分かるんだよ!俺もそうだから…!だってこれは、学校を登校拒否してる学生を集めたサバイバルゲームだからだ!」


意味が分からない。
確かに、変な事が多すぎる。だが、ゲーム?

「お前馬鹿だろ?何がゲームだよ、笑わすな。ゲームのし過ぎじゃないのか??」

「知らな…ッ!?あ、あれは…!!」
男の顔が、真っ青になる。

「逃げろッッ!!!」
男に手を掴まれ、走らされる。
そして、壁に隠れさせられた。

「ど、どうしたんだよ…はあ、はあ…」
急に走ったからだろう。
ろくに話せない。

「あれを見ろ。」

男の視線の先には、あの兵士がいた。
片手で、赤く塗られた大鎌を引きずりながら。

「おい、奴はなんなんだ?」

男は、気分が悪そうにしながらも、ゆっくりと呟く。

「奴は、処刑人《ペナルティー》…」

「ペナルティー?」
訳が分からない。

また、男が喋り出す。
「これはな、ゲームなんだ。知っているか?年々、ニートやホームレスが増えているのを。それを社会問題に感じた、政府が出した日本をよくする為の制度…それが《廃人消却制度》…。この制度は、将来、ニートやホームレスになる疑いがある奴を、集め、消していく、そんなゲームなんだ…」

感想

感想はありません。

「 NemeshiS 」の携帯小説

ホラーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス