エンブレム〜序章〜?―?
「まあ、まあ、そう熱くなんなよ、シン」
「これが熱くならずにいられるか！こいつ、俺に沈んでろと言ったんだぞ！」
「いや、そこの意見には大いに同意するぞ」
「お前も敵か！」
「安心しろ、俺はいつでもお前の敵だ」
「お前、怜以上に質が悪いぞ！！」
こいつの名前は如月遼。
歳は俺と同じ十五歳。
家族構成は祖母、父、母、長女（現在は結婚して村を出ている）、遼。
よく、りょう、と間違われるが名前は、はるか。
容姿端麗、頭脳明晰だが、決してそれを自慢したりせず、昔からよく俺達と遊びを考えては（大体が馬鹿げたものだが）それで遊んでいた。
俺と怜のブレーキ役をこなしながら、ボケたりツッコンだりという荒技をあっさりとこなす実はかなりの実力者だ。
「さて、これで全員揃った訳だしそろそろ学校に行くとしましょうか。さあシン、全員の荷物を持ちなさい」
「ちょっと待て！何故俺がお前の命令で全員の荷物持ちをしなきゃならないんだ！？」
「え？」
「何だその『何言ってるのこの人は？』みたいな顔は！！」
「だってあんたは私専属の二代目荷物持ちじゃない。
だから――」
「待て、今ツッコむべき箇所が二つ程あったぞ」
続
「これが熱くならずにいられるか！こいつ、俺に沈んでろと言ったんだぞ！」
「いや、そこの意見には大いに同意するぞ」
「お前も敵か！」
「安心しろ、俺はいつでもお前の敵だ」
「お前、怜以上に質が悪いぞ！！」
こいつの名前は如月遼。
歳は俺と同じ十五歳。
家族構成は祖母、父、母、長女（現在は結婚して村を出ている）、遼。
よく、りょう、と間違われるが名前は、はるか。
容姿端麗、頭脳明晰だが、決してそれを自慢したりせず、昔からよく俺達と遊びを考えては（大体が馬鹿げたものだが）それで遊んでいた。
俺と怜のブレーキ役をこなしながら、ボケたりツッコンだりという荒技をあっさりとこなす実はかなりの実力者だ。
「さて、これで全員揃った訳だしそろそろ学校に行くとしましょうか。さあシン、全員の荷物を持ちなさい」
「ちょっと待て！何故俺がお前の命令で全員の荷物持ちをしなきゃならないんだ！？」
「え？」
「何だその『何言ってるのこの人は？』みたいな顔は！！」
「だってあんたは私専属の二代目荷物持ちじゃない。
だから――」
「待て、今ツッコむべき箇所が二つ程あったぞ」
続
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