エンブレム〜序章〜?―?
「幸姉が俺達より遅いなんて珍しいね」
「ええ、ちょっと昨日部屋を整理していたらなくしたと思っていた本が三冊ほど見つかって思わず読み耽っていたら、いつのまにか真夜中になってしまっていて慌てて寝支度を済ませて寝ようとしたんですが妙に目が冴えてしまい…」
「…寝坊したっていうわけですか」
「お恥ずかしい限りです…」
本気で恥ずかしそうに俯く幸姉。
その恥じらい姿のあまりの可愛さに俺は思わず惚けて軽くショートしてしまい心の中で絶叫してしまった。
…ああ、やっぱ幸姉って可愛過ぎるよな!!
うん、やっぱ、彼女にするならこういうタイプの人がいいよなー!
「何ボーッとしながら幸さんを見てるのよ、シン」
「え、何?今の惚気っぱなしだったモノローグを俺、口にしてたか?」
刹那、凍り付く空気。
「…」
「…」
「…惚気?」
「…」
…何か俺、言わなくていい事言っちまったみたいだな…。
「…さーて…慎弥くーん…!」
怜に笑顔で肩に手を置かれる。
…目が笑ってないですよ…怜菜さん…。
「一体、幸さんでどんな事を考えてたか…言ってもらいましょうか?」
置かれた手に力が込められる。
…うん…死んだな…俺…。
続
「ええ、ちょっと昨日部屋を整理していたらなくしたと思っていた本が三冊ほど見つかって思わず読み耽っていたら、いつのまにか真夜中になってしまっていて慌てて寝支度を済ませて寝ようとしたんですが妙に目が冴えてしまい…」
「…寝坊したっていうわけですか」
「お恥ずかしい限りです…」
本気で恥ずかしそうに俯く幸姉。
その恥じらい姿のあまりの可愛さに俺は思わず惚けて軽くショートしてしまい心の中で絶叫してしまった。
…ああ、やっぱ幸姉って可愛過ぎるよな!!
うん、やっぱ、彼女にするならこういうタイプの人がいいよなー!
「何ボーッとしながら幸さんを見てるのよ、シン」
「え、何?今の惚気っぱなしだったモノローグを俺、口にしてたか?」
刹那、凍り付く空気。
「…」
「…」
「…惚気?」
「…」
…何か俺、言わなくていい事言っちまったみたいだな…。
「…さーて…慎弥くーん…!」
怜に笑顔で肩に手を置かれる。
…目が笑ってないですよ…怜菜さん…。
「一体、幸さんでどんな事を考えてたか…言ってもらいましょうか?」
置かれた手に力が込められる。
…うん…死んだな…俺…。
続
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