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ギフト?

[133]  ミク  2008-09-16投稿
狭い浴室は、蛇口をひねるとすぐに湯気が立ち込める。私は落ちてくるシャワーをしばらく真下で受け止めた。

私は恋愛経験が少ない。男の人と付き合ったのも2回だけ。そのうちの1人とは中学の頃、登下校に手を繋いで歩くのが精一杯だったっけ。

でも子供でも鈍感でもないから、マットの気持ちに本当は気付いてる。

マットは友達以上でも以下でもない。随分前から出ていた答えだ。もしマットに求められるようなことがあれば、それは伝えるつもり。
でもマットは何も言わなくて、私はそれをいいことに彼の優しさに甘えている。気付かないふりをして居心地のいい場所でいてくれることを望んでいる。

「酷い女…」

そう思う。

今まで順調に作り上げてきたものを、崩したくなかった。仕事、芸術、人間関係、友情…何が欠けても精神的なショックは大きいから。


レオンの割り切った性格が羨ましく思えた。


HIRO'S World


羽田発 ニューヨーク行の飛行機は、12時発のフライト。
僕は空港の待合席で時間をつぶすことにした。

想って願った時が今ここにある。
行こうと思えば行けていた。旅行感覚で、教え子って立場を利用して甘えられていたと思う。

でも僕が望んでいる再会はそんなんじゃない。
ただ憧れるだけの子供じゃなく、同じ世界で対等に渡り合える存在に、早くなりたかった。
『ここまで来れたのは、貴方のおかげです』
そう胸を張って言いたい。

僕は、高校卒業とともに美容室で働きながら通信教育で免許を取得した。
練習には時間もお金も惜しまなかったし、数々のコンテストにも参加して、賞も受賞した。

すべては先生と同じ、輝く世界で自分を認めてもらいたかったから。

有名なお店で働いて、ヘアーショーにも参加しました。美容師として、ライバル店からスカウトもされました。

でも、もう僕がいたい場所はココじゃない。

中谷先生、あなたのそばにいたいです。

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