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無礼男-ブレイメン-の音楽隊?

[424]  こたつ  2008-09-16投稿
「お前、その顔はまだギター買ってねぇだろ?」
「YES!」
羽鳥は店に入りながら、
「まぁ、明日は俺の貸してやるから早めに買えよ?」
「マジ!?サンキュ!!!ってかお前ギター弾けんの!?」
「お前よりは。」
はいはい。
俺なんかまだ一度も弾いたこと無いですよ〜だ。
「なぁ。俺ってドラム買うの?」
「いや、バチだけでいいんじゃない?ねぇ?」
「あぁ。」
「猫宮はベース持ってんの?」
「うん。2年前に買ってもらった。」
「いーなぁ。俺も早く買って貰おっ。」


「そーいえばさぁ、僕達何弾くの?」
「あっ、まだ考えてない。」メンバー集めで頭いっぱいで何も考えてなかった。
「お〜ぃ。お前リーダーだろ?しっかりしろよ。」
「えっ?俺ってリーダーなの?」
「だって馬場がメンバー集めたんだろ?」
「まぁ、そうだけど。俺でいいの?」
「もちっ!!」
「いいよ。」
「あぁ。」
「じゃ、リーダーやります。っで、どうしよっか。みんなどんなんが好きなの?」
「俺は―――――」


結局話しあった結果ロックバンドってのは決まったけど、好きなバンドがバラバラ。
「仕方ねぇ。つくるか。」
犬井が言った。
「マジでいってんの?」
「やっぱダメ?」
「いや、面白そう!!」
「やってみようよ。」
「あのさ〜盛り上がってるとこ悪いんだけど…」
「何?」
「まずひとつめ、言っておくけどここ店の中。」
客がいないのをいいことに俺達は床に座って約1時間話してた。
特に誰も何も買わないのに…
「一回外出よっか。」
皆外に出て、駅に向かって歩きながら話すことにした。
「んで、ふたつめは、俺達って練習してどうすんの?」
「えっ…なんか大会とか文化祭とかに出るんじゃないの?」
「じゃ、その文化祭はいつだっけ?」
「7月の始めだったよな?」
「馬場と犬井は素人。歌詞も作曲も自分達。文化祭まであと3ヶ月。」
「間に合うのか…??」
「3ヶ月あれば…きっとなんとか…。」
「お前ら覚悟しといた方がいいよ。」
ヤバイ、羽鳥が笑った。
めったに笑わないのに…
絶対キツイね…

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