迎えにきたのはパトカーだった １
いつものように朝目覚め、オカンとTVを見ていた。
そろそろ仕事の準備でもと思っていると
「ピンポーン」
と朝っぱらからの来客。
しかもやけに大人数なのがリビングからでも分かった。
その瞬間ポリだと悟った。
実は昨日
パクられていた後輩が20日ぶりに帰ってきていた。
罪状は
「器物破損」
ただ器物破損と言っても物を壊した訳ではない。
ｽﾌﾟﾚｰ缶ひとつで町中を美化していくグラフティと言うﾔﾂだ。
カッコよく言えばね
捕まる前は
一緒に描いた事も何度もある仲間だった。
そんなこんなで武勇伝でもとコンビニに集まった。
久しぶりに会ってそうそう、どうだったと聞くと
「ほんまゴメン」
「うたってしもうた」
と言う後輩。
マジかよとか思う前に頭が真っ白になった。
後輩もかなり焦っている様子。
だんだんと冷静になり考えていた。
でもパクられる想像なんてできる訳がない。
しかも、いつ頃ポリくるのと聞いても
「わからない」
「ゴメン」
しか言わない後輩。
そのまま時間が過ぎていった。
ついに答えの見えない話しに嫌気がさしたのか
それとも何か壊れたのか
責めることなく後輩を許し家に帰ったのが昨日だった。
つづく
そろそろ仕事の準備でもと思っていると
「ピンポーン」
と朝っぱらからの来客。
しかもやけに大人数なのがリビングからでも分かった。
その瞬間ポリだと悟った。
実は昨日
パクられていた後輩が20日ぶりに帰ってきていた。
罪状は
「器物破損」
ただ器物破損と言っても物を壊した訳ではない。
ｽﾌﾟﾚｰ缶ひとつで町中を美化していくグラフティと言うﾔﾂだ。
カッコよく言えばね
捕まる前は
一緒に描いた事も何度もある仲間だった。
そんなこんなで武勇伝でもとコンビニに集まった。
久しぶりに会ってそうそう、どうだったと聞くと
「ほんまゴメン」
「うたってしもうた」
と言う後輩。
マジかよとか思う前に頭が真っ白になった。
後輩もかなり焦っている様子。
だんだんと冷静になり考えていた。
でもパクられる想像なんてできる訳がない。
しかも、いつ頃ポリくるのと聞いても
「わからない」
「ゴメン」
しか言わない後輩。
そのまま時間が過ぎていった。
ついに答えの見えない話しに嫌気がさしたのか
それとも何か壊れたのか
責めることなく後輩を許し家に帰ったのが昨日だった。
つづく
感想
- 11519： ここからどういう展開にいくのか期待です [2011-01-16]
