初恋-水無月-
唇と唇が重なり合う。
それはとても甘い。
だけど私の初めてのキスは罪悪感でいっぱいだった。
「なんでこんなこと…」
思い出しては頭が痛くなる。私の初めてのキスは彼じゃなかった。その事実から目を背けることはできない。
私の心を表すかのごとく、何日も雨が降り続く。
不思議なことに亮太の態度は何も変わらない。
いつもみたいに笑っていて、私をからかう。
だから私もいつもみたいに笑っていようと思った。
ただ胸はいつも痛くて…
毎月書いている手紙も今回は出せなかった。
彼からは、夏に帰ると嬉しい手紙がきたがそれに返事を返す気にならなかった。
もうすぐ夏がくる。
そしたらまた海にいって…お互いの気持ちを寄り添いあう。
今まで言いだせなかった気持ちも全て。
だけど私達は、そんな夏を迎えることができなかったね。
ある日、部活後友達の理沙に言われた。
「私、亮太と付き合うの」
私は、なんだか胸の奥でしめつけられるような痛みを感じた。
「そうなんだ!亮太理沙のこと好きだったんだ?」
気が付くとそう尋ねる私に理沙は…
「違うの。理沙が亮太を好きだったの!だから応援してくれるよね?」
私は笑顔でうなづいた。
それはとても甘い。
だけど私の初めてのキスは罪悪感でいっぱいだった。
「なんでこんなこと…」
思い出しては頭が痛くなる。私の初めてのキスは彼じゃなかった。その事実から目を背けることはできない。
私の心を表すかのごとく、何日も雨が降り続く。
不思議なことに亮太の態度は何も変わらない。
いつもみたいに笑っていて、私をからかう。
だから私もいつもみたいに笑っていようと思った。
ただ胸はいつも痛くて…
毎月書いている手紙も今回は出せなかった。
彼からは、夏に帰ると嬉しい手紙がきたがそれに返事を返す気にならなかった。
もうすぐ夏がくる。
そしたらまた海にいって…お互いの気持ちを寄り添いあう。
今まで言いだせなかった気持ちも全て。
だけど私達は、そんな夏を迎えることができなかったね。
ある日、部活後友達の理沙に言われた。
「私、亮太と付き合うの」
私は、なんだか胸の奥でしめつけられるような痛みを感じた。
「そうなんだ!亮太理沙のこと好きだったんだ?」
気が付くとそう尋ねる私に理沙は…
「違うの。理沙が亮太を好きだったの!だから応援してくれるよね?」
私は笑顔でうなづいた。
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