ロストクロニクル2―1
タクトはネートーの家で傷を癒すとすぐに出発した。パールに「危険だからホースは置いて行く」と言われた時は驚いた。
「ネートーから食料は貰ってきたからね。それよりも、今は東の方にいるんだけど、北へ行く?それとも南?」
「魔導師の村は南にある。だから、南さ」
「わかったわ」二人は歩き出した。 「そういえば『木彫りの不死鳥』の『頭』見つかったわね」
「うん。あと『胴体』と『翼』と『脚』と『王冠』だ」
タクトは噛み締めるように答えた。
「『勇者の血』もね」
パールは再び質問した。
「タクトって、なんであんなに足速いの?ベルズ鉱石の剣まで持ってるし」
「剣は父さんの形見なんだ」
「そっか」
「パール、魔導師の村に行く前に寄り道してもいいかい?」
「ええ、どこ?」
「オーシーのすぐ南の剣士の多く住む『パット』っていう村だよ」
「どうして行くの?」
「ルパスに宣戦布告されたことを教えた方がいいかなと思って、それにウェイトもいるかも知れない。そろそろ着くと思うけど・・・ほら、ここさ」
「えっ?ここ?」
二人の目には何もかも壊されてしまった村が広がっていた。
「どうなってるんだ。あんなに人や建物があったのに・・・」
「来たことがあるの?」
「うん、父さんと一緒に、・・・サソリか」
「いえ、多分違うわ。だって、まだ煙が立ってる建物があるもの。つまり
・・・」
「まだ犯人が近くにいるかも知れない」
タクトがパールの台詞を奪って言った。
「でも、多分大丈夫でしょう。誰かいないかな」
「誰もいないよ。無駄な時間を使ったなぁ。さっ、早く魔導師の村へ行こう」
「少し待ってはくれんかのーそこの旅の方、助けてはくれんか」
声のした方を振り向くと瓦礫の下敷きになった老人の姿があった。
「大丈夫ですか!今助けますからね!」
タクトとパールが二人係りで老人を助け出した。
「いやー、すまんなー、ありがたい」
老人はボロボロになった白い服をきていた。
「何があったんですか」
「実はのー、R11に村が襲われたんじゃ」
「R11!どんな姿でしたか」
「17ぐらいの青年じゃったなー」
「別のR11みたいね」
「ウェイトを連れ去って行った奴とは違うみたいだね」
その時後ろから声が聞こえた。
「てめえら、何者だ!」
「ネートーから食料は貰ってきたからね。それよりも、今は東の方にいるんだけど、北へ行く?それとも南?」
「魔導師の村は南にある。だから、南さ」
「わかったわ」二人は歩き出した。 「そういえば『木彫りの不死鳥』の『頭』見つかったわね」
「うん。あと『胴体』と『翼』と『脚』と『王冠』だ」
タクトは噛み締めるように答えた。
「『勇者の血』もね」
パールは再び質問した。
「タクトって、なんであんなに足速いの?ベルズ鉱石の剣まで持ってるし」
「剣は父さんの形見なんだ」
「そっか」
「パール、魔導師の村に行く前に寄り道してもいいかい?」
「ええ、どこ?」
「オーシーのすぐ南の剣士の多く住む『パット』っていう村だよ」
「どうして行くの?」
「ルパスに宣戦布告されたことを教えた方がいいかなと思って、それにウェイトもいるかも知れない。そろそろ着くと思うけど・・・ほら、ここさ」
「えっ?ここ?」
二人の目には何もかも壊されてしまった村が広がっていた。
「どうなってるんだ。あんなに人や建物があったのに・・・」
「来たことがあるの?」
「うん、父さんと一緒に、・・・サソリか」
「いえ、多分違うわ。だって、まだ煙が立ってる建物があるもの。つまり
・・・」
「まだ犯人が近くにいるかも知れない」
タクトがパールの台詞を奪って言った。
「でも、多分大丈夫でしょう。誰かいないかな」
「誰もいないよ。無駄な時間を使ったなぁ。さっ、早く魔導師の村へ行こう」
「少し待ってはくれんかのーそこの旅の方、助けてはくれんか」
声のした方を振り向くと瓦礫の下敷きになった老人の姿があった。
「大丈夫ですか!今助けますからね!」
タクトとパールが二人係りで老人を助け出した。
「いやー、すまんなー、ありがたい」
老人はボロボロになった白い服をきていた。
「何があったんですか」
「実はのー、R11に村が襲われたんじゃ」
「R11!どんな姿でしたか」
「17ぐらいの青年じゃったなー」
「別のR11みたいね」
「ウェイトを連れ去って行った奴とは違うみたいだね」
その時後ろから声が聞こえた。
「てめえら、何者だ!」
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