携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 終わりの日「死」

終わりの日「死」

[208]  ヒロ  2008-09-19投稿
ユミのお腹の子供は死んでしまった。

私は混乱した頭で一つの言葉を絞りだし口に出した

「ユミさえ元気でいてくれればまた子供は授かれるから、元気出して」

小さな声でユミが言った「だめなの」

「なにが?」

「私、もう・・・赤ちゃん出来ないんだって」

「そんな・・・うそだ」

ユミが首を振る

「ごめんなさい」

「ヒロ、別れて」

「なんで?」

「子供できないから」

「俺はユミのそばを離れないから、退院したら一緒に市役所行こう」

「良いの?」

「俺はユミを愛してるからな、嫌なのか?」

「ありがとう」

「早くなおせよ」

「うん」

翌日、嫌な夢を見て早くに起きた、ユミの姿が目の前で徐々に消えていく夢。

仕事を休んで病院に行くことにした

病室には誰もいなかった

看護婦さんに聞くと「亡くなりました、屋上から飛び降りたんです」

頭の中が真っ白になった

「ヒロ君」ユミの母がいた「ユミからの手紙」

母がそう言って紙をくれた
いつも優しいヒロへ
最後のわがまま聞いてください。

私を忘れて、今まで愛してくれてありがとう、愛してます

これがユミの終わりの日

感想

感想はありません。

「 ヒロ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス