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ぼーい&がーる?

[306]  ルート  2008-09-20投稿
〜翌日〜

「オイ、浦田!起きんか!!」
コンッと教科書の角で叩かれた。
「痛ぇ〜…。」

そんな調子で昼休みになった。
今日も吉本は休み。
俺は今、三重と中庭で昼食をとっている。

「どうしたんだ?真面目な学級委員が珍しい。」
「あぁ、昨日寝れなくて。」

当然だ……。
勢いで告白しちまって、しかもOKとは……。
驚きと興奮で一睡もできなかった。

「そんなことより、三重。頼みたい事がある…。」
「何だ?」

一晩考えた結果、上田リサのいじめを止める手を思いついた。

「三重、頼む。お前の情報を俺にくれ。」
「………ん〜、俺は無闇に情報を流したくない。」

一時の静寂の後…
三重が口を開いた。

「ま、だが、上田については良い噂はきかねぇし。悪い事に使ったら承知しないぜ。」

ポケットから手帳を取り出すと、俺に向かってポイッと投げた。

「ありがとう。三重……。」

その後、俺は吉本を近くの公園に呼び出した。

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