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無礼男-ブレイメン-の音楽隊?

[420]  こたつ  2008-09-20投稿
あれから2週間、俺と犬井は羽鳥とタクさんに厳しくみっちり基礎を叩き込まれた。
「まぁ、大分良くなってきたな。」
羽鳥が言った。
「じゃあ、今日から曲の練習やってみるか。」
俺達は文化祭までに3曲弾けるようになるのが目標。
2曲はコピーで1曲はオリジナル。
オリジナルはみんなで考えた歌詞を持ち寄った結果、羽鳥のを中心にみんなのを取り入れたのが出来上がった。
曲は羽鳥とタクさんが作ってくれるらしい。
やっと曲の練習に入れてかなり嬉しい。
猫宮はもうコピーの1曲目が終わり2曲目の練習に入っている。
「早く追い付かないとね…」
「あぁ、負けてたまるか!!」
俺と犬井は気合いを入れて練習に取り掛かった。
指は豆だらけだったけど、基礎をしっかりやったから思ったより弾きやすかった。
まぁ、曲が簡単だからって事もあると思うけど…

2ヶ月がたち、文化祭まであと1ヶ月。
コピーの2曲目は練習時間が足りないから無しになった。
そのかわり、オリジナルの方はかなりいいかんじだ。
残りの1ヶ月はみんなで合わせての練習になった。
しかし…なかなかうまくいかない。
個人個人はちゃんと出来てるけど、合わせるとずれてしまう。
「ちょっと、ストップ!!!」
タクさんが叫んだ。
「やっぱみんなばらばら。みんな自分勝手に弾きすぎだから。」
「「「はい。」」」
「じゃ、もう一回。」
弾いてみるが、やっぱしずれてしまう。
「スト〜ップ!!!」
またタクさんが叫ぶ。
「次はみんな合わせ過ぎ。他の人に合わせようとしすぎて音がずれてるよ。」
「はぁ〜、やっぱ難しいな。」
「どうすればいいんだろ?」
「合わせなくてもダメだし、合わせ過ぎもダメか…」
「お前ら自分の楽器の役割は?」
いきなり羽鳥が口を開いた。
「僕はベースだから…やっぱ音のベースになるのかな?」
「俺はドラムだから、音のリズムをつくる的な?」
「ん〜俺はギターだから、メロディーだよね?」
「そうゆうこと。猫宮をベースに犬井がリズム刻んで、馬場がメロディーを乗せる。ってかんじでやってみ?」
成程ね〜羽鳥はやっぱしすげぇと思いつつまた練習は始まった。

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