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恋人は背後霊7

[596]  猫空  2008-09-20投稿
第七話、背後霊との出会いを語る貳

宇宙ステーションで体調不良になった京助は、急ぎシャトルに乗り、家路に着いた。
「あの戦闘を見た後からどうも調子が悪いな。こう言う時、両親が長期出張は辛いな」
京助は何とか寝間着に着替えると、そのままベッドで寝てしまった。
その頃、霊体の影香も京助同様、体調不良でベッドに寝てしまった。


翌朝、京助の手が何やら柔らかくて大きな物体に触れた。
最初、体調不良による幻かと思った。
今度は両手で触れてみると。
「やあん」
と、女の子の声がした。京助は驚いて目を開けると、長髪巨乳美人の影香がいたのだ。
しかも、京助が触っているのは影香の大きな胸だった。
「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
京助は驚き、ベッドから転げ落ちる。
「御早う、京助」
普通に挨拶した影香に京助は驚く。
「あ、あんた誰?」
「えゑ!京助、私が見えるの、背後霊の私の姿が!?」
「背後霊なんて、何を朝っぱらから。えゑぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
京助が叫ぶなか、影香が抱き付いた。
「触れられる、京助に触れられる!」
影香は京助に抱き付き涙を流す。感激の涙を。
「君は誰?」
「私は影香。貴方の背後霊」
これが、京助と影香の出会いだった。


「後にだが、影香の実体化の原因が、白神の光による物と言う事が解るんだ」
影香の話に京助が付け足す。
「へゑ、白神の力での実体化だったの。それなら納得出来るわ」
光江が話を聞き終え、納得すると、京助を見る。「何だよ光江、恐い顔して!」
「京兄、初対面から胸触ったんかい、京兄の変態!」
光江は怒り、京助は逃げる。
もう少し、光江の出番あるよ。
「ナレーションの吉元麻以さん、勘弁してえゑぇぇぇぇ !」

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