ありがと PART1
中3の出来事だった。
私こと渡辺まみわ
受験生となる実感も持たず
ただ教室に貼られた
クラス発表の紙を見ていた。
(あー仲いい子と
離れちゃった………。)
そんななか、1人だけ
目についた。
――佐藤雅文――――
学年で有名な
怖い男子と評判。
関わらないほうがいいと
この時わ思ってた……
初めてクラスに入り
新顔や見慣れた顔がずらり!
その中にわ雅文こと
通称゙まさ"も…。
ざわざわしてると
担任がHR委員を決める
なんて言ってるよー。
くじ引きで運が強い自信わ
最高にあった!
…なのに。
ガーン(゚Д゚)
(見事に当たってしまった
男子わ誰だろ〜。
…え。ままま雅文?!)
まじ、最悪な出だしだった。
それから徐々に
友達もできたが
雅文とは全く話さなかった。
別に話す理由もきっかけも
なかったからだ。
しかし、
とうとう委員会が
始まってしまった。
放課後の進路室で
委員会は始まる。
なんとなく別世界な
この部屋の雰囲気が好きだ。
だんだん各クラスの
HR委員が集まり
雅文が自分の隣に座った。
「1年間、よろしく…っな?」
無表情のまま
彼わうちに手を差し延べてきた。
彼の手わがっしりとして
少し手が震えていた。
なぜだかわからないけど
その時から、彼をいつしか
目で追いかけていた。
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