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都市脱出ゲーム 第10章

[689]  NemeshiS  2008-09-22投稿
逃げろ!…逃げろ!!
心の中で叫ぶも、身体が動かない。
何故だ!!何故動かない!!!
そんな事を考えている間も、ペナルティーは段々と近づいてくる。
嫌だ…!!死にたくない!!
そう思うほど、勇の身体はまるで、杭を打たれたかの様に、硬直する。

もう、終わりか…!!!

諦めかけた、その時…

何者かが、ペナルティーに回し蹴りを食らわした。

ドンッ!!!

勢いよく店のショーウインドーに身体を打ち付け、倒れる
そして、ふらふらを起き上がり、体制を立て直した。が、その時にはもう手遅れだった。
トドメの飛び膝蹴りが、ペナルティーの顔にのめり込み、勢いよくショーウインドーに突っ込んだ。

パリーーーン

防弾ガラスのショーウインドーが、粉々に砕けた。ペナルティーはぐったりしている。

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