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君への想い〜察知〜

[149]  ふく  2008-09-23投稿
『寂しくないんですか』
寂しいにきまってる
君に改めて聞かれると少し戸惑う

時々思う事がある
君が現状に満足しているはずがない
普通の恋愛がしたいだろうに
可哀相に
こんな僕を好きになってしまったんだから
色んな事に気を使わずに思うがままに気持ちを伝えたいだろうに
本当に辛いだろう

君を悲しませないようにとどんなに頑張っても限界がある
『俺から好きだと言っておきながら寂しい思いばかりさせてるよね』と言うと君は『出会った時から好きでした』と言った
どんな時でも僕を責めたりはしない
必死で庇おうとしてくれる
『たまには我が儘を言っていいんだよ』と言うと君は『そんな事言っても仕方がないですから』といつでも諦めを見せる
それでも僕を想ってくれる

君の気持ちを一番に考えてあげられるとしたら僕は何をしてあげよう
君が望む結末は何だろう
僕が全てを捨てて君を選ぶ事
君に別れを告げ君から僕をなくしてしまう事
どちらも選べないから次々と君に傷を作ってしまう

君に会いたいけれど僅かな恐れが生まれてしまうのは何故だろう

僕が君へと依存してしまうのが恐いのか
それとも君の顔を目の前にして色々な君を見て君を感じて君の気持ちを深く知り
それに答えきれるのかという責任感に襲われるのが恐いのか

君は僕を必要としている僕も君を必要としている
その事に気付いた時
何一つ手放せない現実を知る

自分が恐ろしくなる
永遠に続けてはいけないのだけれど止められない

これから先も僕の欲張りで君の首を絞め続けて行くのだろう

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