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時と空の唄6-5

[300]  花神 ミライ  2008-09-26投稿

「おい、ランス!!」
ぼーっとしているランスォールにラウフが大声を出した。
「うぁ、あ、何?」
「何?じゃねぇよバカ。シーラ助けに行くんだろ。」シーラ。彼女の涙が頭から離れない。
ただ一人で行ってしまった彼女の手を取り引き留める事が出来なかった己の弱さを責めた。
「あ、ああ…。」
「何だその気の抜けた返事は。まさか行かないなんて言うなよ。」
そんなことは、言えない。「あいつ、ヘタしたら心中とかしかねないからな。」そんな事をされては困る。「分かってるよ。
で、情報を集めるんだろ?情報屋はどこだ?」
傍らの雪が目の前のボロ屋を指している。
どこが分かってるんだよ、とラウフに殴られたのは言うまでもない。

流石に大きな街の情報屋だけあって一軒で充分な情報を得られた。
「まさかシーラを追ってたあの黒スーツ集団やカロウドってのがシーラの実家だったとはな。」
「故郷がサントラーセットっていうのはそういう事だったんですね。」
情報屋の話ではシーラは黒スーツ集団に囲まれて街の一番奥、『アレフォールの館』と呼ばれる屋敷に入っていったらしい。
早速三人はシーラのいる屋敷に向かった。

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