エンブレム〜序章〜?―?
歩くこと十分。
俺と麻衣は約束の待ち合わせ場所にやってきた。
因みに時間は六時丁度。
「こんばんは!先生!」
元気に挨拶する麻衣。
「む?おお、こんばんは、麻衣君」
笑顔で返す先生。
そして、その笑顔を若干変化させこちらを見る先生。
へーい、ちょー怖いでー。
「よー、一時間ぶりだな、宮野氏?」
「はいー…そうですねー…」
先生が俺を氏って呼ぶ時は凄い怒っている証拠です。
「さて、麻衣君はすこーし、ここで待っててくれないか?」
「はい?」
「私はこの〔ガシ!〕子にちょーっと用があるんでな」
と言って俺の頭を掴み引き摺って行く先生。
あぁ…頭割れそうな程痛い…。
「…さて、宮野。私が何故このような憤怒の鬼気迫る心情で貴様をここ迄引き摺ってきたのか当ててみろ」
「…あ、先生、これ例のプリントです」
「ほう、それはご苦労。――それで?」
…うん、誤魔化せるわけないよねー。
「はい、先生」
手を挙げる。
「はい、宮野」
指を差される。
「大した説明もせず凄い勢いで逃げ出したから?」
「正解、では賞品をやろう」
先生は笑顔で拳を握る。
「…賞品拒否は出来ますか?」
「それは無理だな」
続
俺と麻衣は約束の待ち合わせ場所にやってきた。
因みに時間は六時丁度。
「こんばんは!先生!」
元気に挨拶する麻衣。
「む?おお、こんばんは、麻衣君」
笑顔で返す先生。
そして、その笑顔を若干変化させこちらを見る先生。
へーい、ちょー怖いでー。
「よー、一時間ぶりだな、宮野氏?」
「はいー…そうですねー…」
先生が俺を氏って呼ぶ時は凄い怒っている証拠です。
「さて、麻衣君はすこーし、ここで待っててくれないか?」
「はい?」
「私はこの〔ガシ!〕子にちょーっと用があるんでな」
と言って俺の頭を掴み引き摺って行く先生。
あぁ…頭割れそうな程痛い…。
「…さて、宮野。私が何故このような憤怒の鬼気迫る心情で貴様をここ迄引き摺ってきたのか当ててみろ」
「…あ、先生、これ例のプリントです」
「ほう、それはご苦労。――それで?」
…うん、誤魔化せるわけないよねー。
「はい、先生」
手を挙げる。
「はい、宮野」
指を差される。
「大した説明もせず凄い勢いで逃げ出したから?」
「正解、では賞品をやろう」
先生は笑顔で拳を握る。
「…賞品拒否は出来ますか?」
「それは無理だな」
続
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